そのままでいいんだよ

私が離婚した時、長男は大学生で他府県に出ていましたが、長女は専門学校生、次女は高校生でした。

 

約1年前スーツケース1つ持って、一人で家を飛び出た時は、とりあえず自分の生活だけで精一杯でした。それも徐々に仕事の数を増やしたりして余裕が出て来たのに合わせて、二人の娘が私のところに来てくれて、三人の暮らしが始まりました。

 

前にも書きましたが、元夫はモノを捨てられないので、私が家を出た途端、堰を切ったように、家にモノがあふれていきました。

 

娘が写真を見せてくれましたが、数年前にリフォームしたばかりのリビングの床には、全面に何層ものモノが積み上げられていました。

 

私はこれを見て、やっぱり・・・と腹が立つよりも、ああ今まで元夫は、私がいることでストレスだったんだろうなあ。私は逆にモノを捨てたい人なので、私にとってのゴミが元夫にとっては大事なモノだったんだろうな。だからいつもモノがない家の中で、元夫はイライラしていたんだなあと思いました。

 

自分の好きなように出来るようになった途端、モノだらけになって、それで落ち着くのだなと。

 

実際私が家を出てからの方が、元夫は穏やかな様子でした。

 

こんな風に思えるようになったのも、家を出たおかげです。

この家に一緒に暮らし続けなくてなならない。と思わなくてもよくなったからです。

 

結婚当初から、私は、夫は結婚したら変わってくれると思っていました。

結婚したら・・・子どもが生まれたら・・・家をリフォームしたら・・・なんていう期待をしていた私に無理があったんだと分かりました。

変わってほしいと思うような人と結婚した自分が、今では不思議に思います。

 

ひとりさんのことばより抜粋

行動する前にやってもらいたいことがあるんだよね。

それが自分に向かって「そのままでいいんだよ」って、一日何回か言ってもらいたいのね。

で、なんでかって言うと、例えば人間てなんでも逃げちゃうタイプとかね、頑固な人とか一杯いるんだよね。その人の性質っていうのがあって。

ただそういうのってのは、頑固じゃなきゃ生きられない何かがあったんだよね。前世からずーっと何代もこう生きている間に。

逃げ型の人って言うのはつい逃げちゃうような癖があったんだよね。だけどそれは、本当にこう逃げなかっては命に関わるようなことがあったから逃げたんだと思うんだよね。で、みんな弱気の人って、強気になれない何か訳があるんだよね。

それを自分のどこが悪いどこが悪い、悪いから直そうって言う形になると、悪い芽を植えて育てていくと、悪いものがなっちゃうんだよね。

それよりもそうなったのは仕方がないから、「そのままでいいんだよ」「がんばったな」「よく生きて来たね」とか「よく頑張ったね」って言う風にして、やっぱし自分を褒めてあげて、肯定してあげないと、これからが始まらないんだよね。

で、これからそれを自分を「このままでいいんだよ」って自分に何回も言えるようになると、人にも言えるようになるんだよね。一旦まず認めてあげないとダメだよね、っていうことが言いたいのね。

(このあと自分に確信を持つ話が続きます)

 

このままで大丈夫。

 

元夫もこのままで大丈夫だったんですね。私が近世どうにかしたぐらいで、何とかなるものでもないし、しなくてもいい。

悪い芽を植えて育てていくと悪いものがなっちゃう。

元夫はそのようにしか生きられない何かがあったのかもしれない。

と今ではそう思います。

 

私が一緒になってイライラしたりけんかをするよりも、私は私自身に「このままで大丈夫」と言い続けることの方が大事です。

 

自分は変えられるけど、人は変えられない。

 

本当にそう思います。

私はこれからも自分自身に「よく頑張ったね」と言っていきたいし、その次に、人にも言えるようになっていきたいと思います。

 

つづく。