もしもし地獄

ひとりさんの「もしもし地獄」のお話、ぜひ聞いてみてください。

ひとりさん自身が楽しみながら、笑いながら作られたというのがとても伝わってきます。

 

だけど、そこには大きな大きな愛があって、心がどーんと沈んでいる人を一気に救い上げるような温かさがあります。

そしてとても臨場感あふれていて、聴いている人はあっという間にもしもし地獄に行っている自分を想像できます。

最初は広い景色の中に、ぽつんと自分だけ置いて行かれたような感じですが、そのうちもしもし地獄の住人が話掛けてくれます。

 

最後には周りにいる住人に気付いたりしますが、やっぱりひとりぼっちのような感覚はぬぐえません。

地獄というだけに、ある種の恐怖感はもつようでいて、それすらも笑いに変わってしまいます。

 

最後まで笑えます。

 

そして、終わった後目が覚めたように我に返り(ああ、今の私でよかった)と思えるのです。

 

このお話も何回も聴きました。

ありがたくてもったいなくらいのお話です。

 

私はCDから聞こえるひとりさんの心に救われて、明るく生きる力を取り戻して行ったように思います。

 

つづく。