離婚調停と生成発展塾①

離婚調停は、私にとってとてもいい経験になりました。

まず、どうやって離婚の調停を申し立てるか?インターネットで調べると、必要な書類や、費用について詳しく書いていましたので、それを頼りに家庭裁判所に行きました。

家庭裁判所でもスムーズに手続きが進み、調停まで段取りよく事が運びました。

 

問題は調停が始まってからでした。

私の考えでは、離婚調停は夫婦2人だけでは話が進まないために、間に人(調停委員さん)が入ることで、トラブルなくスムーズに離婚が出来るものだと思っていたのです。

 

ところが、調停を体験して、調停委員さんというのはあくまでも、お互いの主張を代弁する人であり、離婚を推進する人ではないのだと知りました。

 

調停の中で私が主張したことは、

・主人がモノを捨てられないのは病気ではなく、質のようなもので、治るとか治らないとかいう問題ではないと20年かけて認識したので、今更そこを変えてほしいとも思わない。

・モノを捨てられないのと同じで、性格も会話も考え方も全て、過去に執着する人で、過ぎたことばかり言うため、全てかみ合わない。

・とにかく合わないので離婚してほしい。

 

調停委員さんは女性一人、男性一人の合わせて二人で私の話を聞いて下さり、その後私と元夫が顔を合わせないようにして交代して、今度は主人の話を二人が聞かれます。それを何度か繰り返しました。

 

二人の調停委員さんの話では、元夫は「離婚したくない、まだ愛している」と言っているということでした。

そして旦那さんがモノを捨てないのは「治す」と言っていると。

 

そんな調停を何度か繰り返し、一度らちが明かないので閉廷しました。

 

だけどやはり諦められなかった私は、一年程経ってから再度調停を申し立てました。

その時の調停委員さんも同じ方でした。

事情はよく知っておられましたので話は簡単に進みましたが、お互いの主張は前回と同じでした。

 

そこで、ある提案がなされました。

 

こんなケースは珍しいのですが、ご主人の方が仕事が忙しいので次の調停は二ヶ月開けて欲しいと言われている。二か月後、御主人が今後どうするか結論を出すと言われているので、奥さんは2か月後まで待ってください。と。

 

私はすぐにでも離婚して早く元夫と縁を切りたいと思っていましたが、焦っても仕方ないと思い、調停委員さんを信じ待つことにしました。

 

つづく。