ついてる。そして天国言葉 地獄言葉①

ひとりさんと言えば「ついてる」だと思うんですが、もう一つ、天国言葉、地獄言葉というのがあります。

 

私は、まさにその時、真反対の「ついてない」「地獄言葉」の連発でした。

(今はそんなこと恐ろしくて口にできないので、いえいえ私はついてます!宇宙一ついてます。心からそう思ってます)

 

私は自分はどうしてこんなに不幸なんだろう。早くここから抜け出したい。ってずっと考えていました。

 

小学5年で父を亡くしたこと、そしてその当時は結婚相手を主人に選んだことが、私にとっての不幸でした。

 

母は父が亡くなった後、私たち姉妹を大事に育ててくれました。

だけど私は父が大好きでした。

どうして父は死んでしまったのか?なんて今から思えば、天を恨むようなことをずっと考えては、

 

自分の不幸の原因がそこにあるかのような妄想にふけっていたように思います。

 

スピリチュアルが流行っていた時でもあり、間違った解釈で、その見えない世界が見えるような力がつけば、楽になれるような錯覚も起こしていたように思います。

 

母はいつも私たち姉妹に、自分の苦労話を自慢げに話して聞かせてくれましたし、周りの大人たちも、「お母さんはあんたらを女手一つで育てて、大変苦労したんよ。大事にせなあかんで」なんて言い続けてくれました。

 

私は、(そっか、苦労したら大事にしてもらえるし、幸せになれるんだ)

と思ったし、(苦労話はした方がいいんだ)と学びました。

 

だから 「ついてる」なんて言葉は言ったことがなかったと思います。

そんなこと言ったら損をするというくらいに思っていた気がします。

 

そして天国言葉とは、真逆の言葉を言い続けては、いつか自分は幸せになると信じていました。

 

私のKOTOBAの階段は天国とはほど遠いところの、真っ暗闇の中にいました。

 

そこで毎日、とにかく言ってみようと「ついてる」と言い始めてみたのです。

 

つづく。