信じてるよ

親子関係について質問が多いので、お答えします。

えー、初めになんですけど、

 

子どものことが心配でしょうがないっていう親がいるんです。

こういう人の質問が多いので、お答えします。

 

まず第1にお母さんに知ってほしいのは、

心配だっていうことは、信じられないっていうことですよね、

 

信じてたら、心配っていうことはないですよね、

っていうことは、あなたは、子どものこと「信じられない信じられない」って、ずっと言ってるんだっていうことをよく覚えといて下さい。

子どもにはそうやって聞こえます。

周りの人にもそうやって聞こえます。

なんか心配すると、あなたが自分がいい親のように思っているけど、

わが子も信じられないっていうのは、

ちょっとおかしいです。

一番いいのは、「信じてるよ」

信じてると、子どもだから、間違いを犯します。

たら、許してあげて、また信じる。

それの繰り返しなんです。

子どもっていうのは、信じられると最後には、信じてる親に迷惑を掛けない。

それから心配させたくないって、思うから、

あなたが心配だっていう癖を、

信じてるよっていうふうに変えてください。

 

次の質問に行きます。

子育てについて悩んでるというんですけど、

実は、親は子供に育てられてるの、

何が言いたいんですかっていうと、

あなたはお母さんとして、

あなたはお父さんとして、

子どもと同じ次元に立ってませんか?

子どもと同じことに一喜一憂してませんか?

もしそうだとしたら、それを止めてください。

例えば、子どもが野球がレギュラーから落とされて、

補欠になったとか、いったときに、

「お前残念だったなあ」とか、

子どもと一緒になって残念がらないでください。

子どもは充分それで、傷ついてんです、

親にまでそれやられたら辛いんです。

親がやることはたった1個なんです。

親として、「お前気にすることないよ、お前がレギュラーだろうが、補欠だろうが、おれにとっちゃお前がスターなんだから、俺はお前が大好きなんだから、元気出せよ」って。

親と子は違いますよ。

子どもがなんかあって、ちょっと落っこちると

「残念だったなあ」っていう人がいるけど、それ止めてください。

子どもを傷つけるだけです。

私がこういうことを教えると、

「私言わなくなりました」っていうお母さんがいるんだけど、

顔ががっかりした顔するんです、

成績がちょっと落ちたりなんかすると、

「あー」ってがっかりした顔して、

「いいよ、私あんたのこと大好きだから」って。

もうだめです、それ。

顔が言ってます。

顔でものすごく傷つけるんです。

分かりますか?

親は子供に対して、無償の愛なんです。

いい点を採ったから誉めてあげるとかじゃないんです。

いい点を採ろうが採ろまいが、

世界でたった一人だけ、

周りはいい点採れば、褒めれます。

オリンピックでも金メダルとれば、褒めます。

だけど、わが子に対してだけは、それをやらないでください。

わが子に対しては関係ないんです。

世界でたった一人、何をしても信じてくれる、

それが父親であり、母親なんです。

分かりますか?

子どもと同じ次元になって「あ、がっかりした」とかって、

やんないでください。

それから、言わなくなっても、顔が言ってたら余計傷つきます。

あなたも、子どものころを思い出してください。

親の顔で傷つけられた人いっぱいいますよ。

 

それから、もうひとつ子育てについてなんですけど、

口うるさい母親っているんです、

口うるさい母親っていうのは、自分がうるさいから、

この子がいい子に育ったと思っているけど、

あなたが口うるさくなければ、この子はもっとよく育ってますよ、

 

人間の赤ちゃんていうのは、妊娠してしばらくすると、魂が入るんです。

一番修行になるとこへ、生まれてくる、

だから、きょうだいでも魂が違うんです。

性格がものすごい違うんです。全然違うんです、

あなたが、口うるさくてもいい子にしてる子は、いい子なんです。

ところが、言うことを聞かない子とか、

どっかの不良の子見たりなんかして、

口うるさいお母さん一言必ず言うんです、

どんな育て方をしたのかしらと、

あなたの育て方がよかったからこうで、

親の育て方が悪かったとかって思ってるけど、

不良になる子が出来た場合、不良になるんです。

魂ってそういうものなんです。

 

だから、うるさい親って、少し静かにしてください。

口うるさいの止めてください。

さっきの話と同じです。

信じてください。

信じてあげたら、伸び伸びといい子に育つから。

いい子ていうのは、自分の言うことを聞くのが、いい子だと思ってるの。

あなたの私有物じゃないよ。

少し考えないとダメだよ。

 

随分前にこのひとりさんのCDを聞いて、

心配と言っているのは、信じられないと言っているのと同じだ

という言葉は、とても衝撃的でした。

 

自分の言葉に気をつけようと思いました。

特に、表情で子どもが傷つくのなら、

なおさら、注意してみようと思いました。

 

どんなに理想的なことを言っても、

やっぱり「信じてるよ」っていうのが、

一番なんだなと感じました。